無能な働き者

「無能な働き者」って適当ではない言い方だと思う。

 

ゼークトの組織論では、人材を以下の4つに分類されている

    ・有能な怠け者(利口・怠慢) 軍隊においては「指揮官」に適している
    ・有能な働き者(利口・勤勉)   〃    「参謀」に適している   
    ・無能な怠け者(愚鈍・怠慢)   〃    「一兵卒」命令を忠実に実行する
                        のみの役職に適している
    ・無能な働き者(愚鈍・勤勉)   〃   このような者を重用してはならない。

※ゼークトよりエクヴォルトのほうがはっきりしている気がする

 

 無能な働き者は「余計なことをするから」という意味でまずいのだが、
「働き者」はプラスの意味なので、
「無能」(マイナス)な「怠け者」(マイナス)のほうが悪いように思える。


はっきりさせたいのであれば
「バカがやる気を出すとろくなことにならない」ってとこだろう。

「無能な怠け者」=「やる気のないバカ」=「受動的なバカ」
「無能な働き者」=「やる気のあるバカ」=「能動的なバカ」

どっちにしても「バカ」だから首輪が要るし、飼い主が要る。

ほったらかしにすると、事態は好転はせず、悪化しかねない。